2011年3月19日土曜日

電気力ブック

今回の大震災。被災地の方々を想うと、たかだか停電で、買占めを始める都会人は何とも情けない。東京のような大都市で起こったら、人災で自らを滅ぼすことになるのだろう。
歯車が狂うと、平和ボケ人は、皆、弱い。

TVやネットで見るニュースは、暗い話ばかり。
街も節電で暗く、余震もある、こういうときこそエネルギーを無駄に消費しない読書が気を紛らわすのに一番いい。
ページを送るときにしか電力を使わないリーダーは、バッテリーの残量をあまり気にする必要がない。震災から前から一週間以上充電をしていないほどだ。

とはいえ、結局はいつか電気エネルギーがなくなれば動かなくなる。
要は、電子ブックではなくて、電気力ブックなのだ。

ふと、この間テレビで振動力発電を特集していたことを思い出した。
携帯電話が電気を使ってバイブなどの振動を起こしているが、その逆を、圧電素子で行い、振動から電気を作り出すというものだ。

本当に夢がある。
http://yumenotobira.sblo.jp/article/10475398.html

しかもリーダーなら、すぐにでも実現できそうな気がしてくる。
ページを送る振動で次のページを表示するだけで良いのだから。

本も流通が遅れ、本屋も多数無くなっているに違いない。
電子本屋と、自分で発電できる端末があれば、被災地でも読書ができる。
正しく編集され、その方たちに本当に必要な情報も送れるのではないだろうか。
また一つ、今後の電子書籍のあり方を私なりに考えることができた。


それにしても、今回のような事態で、我々は情報の扱い方が実に未熟であることを露呈してしまった。
すぐに「情報が錯綜」などというが、情報が錯綜するのは、情報を送る側も得た側も、内容の分析、取捨選択ができていないからである。

Twitterなどはネット時代の伝達手段として極めて有効だ。
だが、良かれと思い、右から左へ流す情報が、どれだけ情報を錯綜させ、エネルギーを消費させてしまったか。
たとえば、素人が放射能の情報を大急ぎで集めて、ろくに分析・取捨できずに共有して何か役に立ったのか?
こういう点は反省せねばならないだろう。
情報の伝達技術を持つ我々は、情報を捨てる技術も磨かなければならないのだ。